ビタミンC誘導体は、美白や毛穴ケア、ニキビケアなどの効果が期待できる人気のスキンケア成分です。
しかし、ビタミンC誘導体を使っていると、顔が赤くなったり、ピリピリしたりすることがあります。
これはなぜでしょうか?また、どのように対処すればよいのでしょうか?詳しく解説していきます。
ビタミンC誘導体で顔が赤くなるのはなぜ?
ビタミンC誘導体で顔が赤くなる原因は、主に以下の2つです。
– 刺激:ビタミンC誘導体は刺激性のある成分です。特に濃度が高いものや水溶性のものは刺激を感じやすいです。肌のバリア機能が低下している場合や傷がある場合も刺激を感じやすくなります。
– アレルギー:ビタミンC誘導体はアレルギー反応を引き起こす可能性があります。アレルギー反応は個人差がありますが、低濃度でも発症することがあります。
ビタミンCが肌に合わない人の特徴とは?
ビタミンCには種類や濃度、pHなどがあり、肌の状態や使用方法によっては、刺激を感じたり、肌トラブルを起こしたりすることもあります。
ビタミンCが肌に合わない人は、主に以下のような特徴があります。
・敏感肌やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある
・肌のバリア機能が低下している
・高濃度や低pHのビタミンC製品を使用している
・他の酸性成分と併用している
・紫外線やストレスなどで活性酸素が増えている
これらの特徴を持つ人は、ビタミンCを使用すると、肌が赤くなったり、かゆみやひりつきを感じたり、乾燥やピーリング(皮膚の剥離)を起こしたりする可能性が高くなります。
これらの症状は、ビタミンCが持つ抗酸化作用が強すぎて、肌のバランスを崩してしまうことや、ビタミンC自体が変性して刺激物質になってしまうことが原因です。
ビタミンC誘導体で顔が赤くなった!肌に合わない人の6つの対策
ビタミンCが肌に合わない人は、以下のような対策を取ることで、肌への負担を減らすことができます。
・ビタミンCの種類や濃度を選ぶ
・pHバランスの整った製品を選ぶ
・使用量や使用頻度を調整する、または中止する
・他の成分との相性を考える、併用に注意する
・保湿する
・フレッシュな状態で使う(保存状態にも注意する)
ビタミンCの種類や濃度を見直す
ビタミンCには複数の種類がありますが、その中でもL-アスコルビン酸(L-AA)は最も効果的ですが、最も刺激的でもあります。3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)も還元作用が強いため刺激や肌の乾燥を感じる人がいます。
敏感肌の人は、L-アスコルビン酸以外のビタミンC誘導体(例えばリン酸アスコルビルMgやアスコルビルリン酸Naなど)を選ぶとよいでしょう。
グリセリンと結合して保湿効果もある 3-O-グリセリルアスコルビン酸(VC3G)や 2-O-グリセリルアスコルビン酸(VC2G)がおすすめです。
また、濃度も低め(10%以下)のものから始めて、徐々に高めていくと安全です。購入前や今使用中のビタミンC誘導体の種類を確認してみましょう。
pHバランスの整った製品を選ぶ
次に、pHバランスも重要です。L-アスコルビン酸は水溶性で不安定なため、水中で安定させるにはpHを非常に低く(酸性度が高く)しなければなりません。
しかし、肌のpHは約5.5で弱酸性なので、pHの差が大きいと肌に刺激を与えてしまいます。そのため、pHバランスの整った製品(pH4〜6程度)を選ぶとよいでしょう。
使用量や使用頻度を調整する、または中止する
赤みが出たり痒くなったりピリピリ、ヒリヒリする場合は使用を中止しましょう。
使用量や使用頻度も調整することも大切です。ビタミンCは少量でも効果がありますし、一度に使いすぎると肌に負担をかけてしまいます。一日に1〜2回、1回に数滴程度を目安にしてください。
また、朝に使う場合は、必ず日焼け止めを併用してください。ビタミンCは紫外線によって変性しやすく、逆にシミの原因になることがあります。
他の成分との併用に注意する
さらに、他の成分との相性も考慮する必要があります。ビタミンCは他の抗酸化成分(例えばビタミンEやフェルラ酸など)と相乗効果を発揮しますが、酸性成分(例えばフルーツ酸やサリチル酸など)と併用すると刺激が強くなります。
それから、他の刺激的な成分(アルコールや酸)との併用は避けましょう。敏感肌の人は酸性成分との併用を避けるか、使用する時間帯や部位を分けるとよいでしょう。
保湿する
ビタミンC誘導体は乾燥性の成分です。肌の水分量を保つことで刺激を和らげることができます。保湿効果のある化粧品や化粧水を使いましょう。
保存状態にも注意する
最後に、フレッシュな状態で使うことも大事です。ビタミンCは空気や光に触れると酸化しやすく、効果が低下したり、刺激物質に変化したりします。そのため、開封後は早めに使い切ることや、暗所で保管することが必要です。
また、都度ミックスして作るタイプや、変性しないように処理されたタイプの製品を選ぶとよいでしょう。使い切りパウチタイプのYunth(ユンス)の生ビタミンCの美容液のようなものもいいかもしれません。
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まとめ
ビタミンCは肌に多くのメリットをもたらす成分ですが、敏感肌や使用方法によっては肌に合わないこともあります。その場合は、ビタミンCの種類や濃度、pHバランスなどを選んだり、使用量や使用頻度を調整したりすることで対策できます。また、他の成分との相性やフレッシュさも重要です。ビタミンCの正しい使い方をマスターして、美白や抗酸化効果を得ましょう。